[日本][トラベル] 2016年 和気町の旅 パート2

6/21/2016


和気町(わけちょう)の公式サイトによると、岡山県南東部に位置する和気町には1万5千人が住んでいるらしい。岡山市からはJR山陽本線で30分ほどなので、アクセスがそこまで悪いというわけではない。とはいえ、岡山出身の友人「根来佑」監督も和気町にはきっと何もないよと言っていたので、もっと辺鄙な街を想像していたが、電気も水道も通っているし、道路もきちんと舗装されている。さっすが日本の田舎。ミャンマーの田舎とは比べるのが間違っていました。岡山の皆さん失礼。

駅のそばにはイオン系列の大型スーパーがある。個人商店をできれば応援したい僕としては、こういった大型スーパーには無意識で眉をひそめてしまいがちだけど、お店の品揃えの良さには素直に感動いたしました。田舎でここまで商品が揃う国って少ない。流通インフラの整備ってやっぱり大切なのだ。これが日本の底力なのだろう。

一方、町内には農協系?のスーパーもあり、店内には生産者の名前が記載されたローカルな農作物や加工品がずらりと並んでいる。大型スーパーのように整然とはしていないけれど、都会の人が勝手に憧れてしまうような「素敵な田舎暮らし」がそこにはありました。和気の人には当たり前の光景ないのかもしれないけど、その豊かさに自然とテンションが上がる。
手作りの乾物!
友人は空き家となっていた町中の古民家を借りて暮らしている。彼女が東京から運び込んだ大量の食器からは、彼女の毎日の生活を楽しんでいる様子が手に取るようにわかる。キッチンには手作りの塩レモンならぬ、塩ユズに、手作りの豆乳ヨーグルト、大家さんから届いた野菜。自ら家庭菜園で野菜を育てているだけではなく、庭で見つけた山草を天ぷらにしてみたり。さすが元オリーブ少女は侮れない。

仕事で不慣れな土地に滞在していると、比較的、短期間の限定された「住まい」であるということを言い訳にして、毎日の生活をないがしろにしてしまいがちだ。彼女が積極的に地元の生活を楽しもうとしているのを目の当たりにして、もう少し日々の生活を楽しめるようにこれからは工夫していきたいと強く思った。本当はそういうことの積み重ねが異文化の理解にもつながるのだろう。
庭を見ながら縁側でいただく美しい朝ごはん
日本の地方(と呼ばれる地域)の生活を垣間見るのも面白かったけれど、今回の旅の目的は「地域おこし協力隊」として和気町で活躍する友人から、地域おこし協力隊の話を聞かせてもらうことだ。もともと東京出身で、和気町に来る前には都内の大企業で教育関係の仕事についていたM氏は、縁があって現在は和気町にある高校のお手伝いをしている。


滞在中、彼女には協力隊の話を聞かせてもらっただけでなく、数多くの友人を紹介してもらった。協力隊として活躍する若者や、町の床屋さん、和気町外の学校の先生、町の外から移住してきた方など、人それぞれ異なる思いを和気町に対して持っている。和気町の歴史や現在の問題点などたくさんの方に面白い話を聞かせていただけた。地域おこしはどこの市町村でも大きな課題なのだろうけれども、みんなの思いがうまく実を結ぶと本当に良いなと切に思う。
昔は栄えていたという商店街も今はなんだか元気がない

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