いま行かないでいつ行くミャンマー! 2017年上半期編 Part1

5/22/2017


少し前に日本から友人がミャンマーに遊びに来てくれた。ここのところミャンマー国内を積極的に旅することはなかったのだが、せっかくいろいろと調べた&まとめたので、近い将来ミャンマーを訪れたいと考えている人と共有できるよう、ここに残しておくことにする。ミャンマー国内の状況は刻一刻と目まぐるしく変化し続けていることもあり、いつまで参考になるかはわからないが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

日本(東京)からの航空ルート
成田ーヤンゴン間は ANAが直行便を毎日就航中。東京を朝出発してその日にヤンゴンに到着できるので一番楽は楽だが、経由便に比べて若干割高になってしまうのも確か。バンコク経由便も接続が良く、日本を朝出ると同日中にはヤンゴンにたどり着けるので人気がある。バンコクからはタイ航空やバンコクエアウェイズで入国することもできるが、エアアジアやノックエアといったLCCでヤンゴンに移動することも可能だ。バンコク経由以外になるとベトナム経由や韓国経由が比較的接続が良く、値段も廉価な様子だ。

旅の季節
ミャンマーの人口は約5,100万人。東南アジアにおいて、インドネシアに次ぎ、広い国土を有する国となっています。よって、地域によって気候はだいぶ変わってくるのですが、ヤンゴンにおいては5月末から10月半ばくらいが雨季、それ以外が乾季と分けることができます。一般的には、乾季でも特に暑くなる前の1月、2月がハイシーズンとして考えられていますが、地域によっては、12月から3月くらいまで、かなり気温が低くなるところもあるので、注意が必要です。雨季は、道路事情も悪くなり、乾季より国内を移動することが難しくなることもありますが、マンゴーやドリアンといった美味しいトロピカルフルーツが出回るのも雨季になります。



ミャンマー国内はどこに行くべき?
ミャンマー主要都市を人気の順に以下のようにランク付けしてみました。

  1. ヤンゴン
  2. バガン
  3. インレー湖、マンダレー、ンガパリ
  4. パアン、ダウェイ、モーラミャイン、ロイコー

未だに勘違いしている人も多くいるけれど、ミャンマーの首都は2006年にネピドーに移っており、ヤンゴンはもはや首都ではありません。しかし、ほとんどの国際線はヤンゴンへ就航しているため、空路で入国する観光客の大多数がまずはヤンゴンを訪れます。

ヤンゴンはミャンマー国内における最大の都市です。国内の他都市に比べて圧倒的にインフラが整っており、快適に過ごしやすいのは確かです。ただ、バンコクやKLといった東南アジアの大都市に比べたら、観光名所も少なく、ショッピングがひときわ楽しいといった街でもありません。それでも、人の活気に常に溢れるダウンタウンは、歴史的建造物がまだたくさん残されており、喧騒に紛れてコロニアルな町並みを散策するのはとても楽しいものです。また、南アジア出身者やムスリムもヤンゴンには多数居住しており、ミャンマーの文化的豊かさを身近に感じやすい街でもあります。
ヤンゴンといえばシュウェダゴンパゴダ

多くの観光客がヤンゴンの他に訪れるのはミャンマー中央乾燥地域に位置するミャンマーの古都、バガンです。バガンは世界三大仏教遺跡の一つとしても知られており、多くの観光客は遺跡群を見学するためにこの土地を訪れます。ヤンゴンからバガンは飛行機やバスで向かうことが一般的で、バガン周辺には格安ホステルからリゾートホテルまで幅広く宿泊施設が用意されていることもあり、ミャンマー国内としてはとても旅行しやすい土地です。5日程度の滞在でミャンマー初めての訪問ということであれば、多くの旅行者はヤンゴンとバガンへの訪問を選択することになると思います。
バガンの遺跡群
バガンに次いで観光客に人気のある場所は、シャン州のインレー湖、バガン同様中央乾燥地域にあり、かつて王朝の首都てあったマンダレー、ミャンマー随一のビーチリゾートでありミャンマー北西部に位置するンガパリでしょう。
インレー湖とマンダレーに関しては、バガンの訪問に合わせて訪れる人も多いです。バガンからバスで周ることもできるし、飛行機で移動することもできます。一方、ンガパリに関しては、ヤンゴンから飛行機で移動することとなるため、他の観光地と組み合わせるのが少し難しくなります。ビチーリゾートといっても隣国のタイやフィリピンのビーチと比べてまだまだ知名度は低く、人混みを避けてのんびり休暇をすごしたい人には向いている目的地なのかもしれません。

最後のランクに含まれる4つの街、パアンモーラミャインダウェイロイコー、は全てミャンマー南東部にある街です。長く続いた紛争のため、以前は旅行することも難しい地域でしたが、近年急激に観光客が増えています。それぞれ個性的な街であり、カレン州の州都であるパアンは風光明媚な景色が有名で、パアンを抜けて陸路でタイのメソートに向かうことも可能です。モン州の州都であるモーラミャインでは、街自体は小さいのですが、コロニアルな建築が美しい景観を作り上げてます。また、近くには泰緬鉄道の始点となったタンビュザヤがあります。

バスで向かうには少し遠いカヤ州・ロイコーにはヤンゴンからだと飛行機を利用するのが便利です。カヤ州では少数民族の村を巡ることが人気となっています。タニンダリ地域にあるダウェイへ行くのも、ヤンゴンからだとやはり飛行機を使うのが便利です。ダウェイは周辺に未開発のビーチが複数あり、バイクを借りてビーチを周ったりするのが楽しい、のどかなビーチタウンです。パアン同様、ダウェイからタイ側の国境に向かい、陸路でタイへ入国することも可能ですが、国境がオープンかどうかは事前に情報を収集する必要があります。

国政が民主化に向けて本格的に動き出した2011年以来、観光客が訪れることのできる地域は、確実に増えてきました。よって、上記の都市の他にも、ネピドー、ミヤウー、ミッチーナ、ピンウールインなど、ミャンマーには魅力的な街がたくさんあります。しかしながら、ある程度の快適さを求めた上、時間にも制約のある旅ですと、訪問できる場所は限られてしまうのが現状です。近隣諸国の観光立国に比べて、まだまだ国内旅行がしにくいミャンマーですが、今しか見ることのできない景色が広がっているのもこの国の魅力の一つです。この貴重な機会を是非お見逃しなく!

次回ヤンゴン編に続きます。

パアンといえばズエカビン山 麓には仏像が並びます

ロイコーのタングウェパゴダ
ダウェイ近郊のビーチ



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