いま行かないでいつ行くミャンマー! ヤンゴン 旅の基礎編

6/14/2017



かつてラングーンと呼ばれていたヤンゴンは、言わずもがなミャンマー最大の商業都市です。ミャンマーの首都は2006年にヤンゴンからネピドーに移転することになりましたが、ヤンゴン自体は今もなおミャンマー随一の都市として、急速な発展を日々成し遂げています。国内の地方都市に比べるとインフラも圧倒的に整備されており、立派なショッピングモールもあれば、高層ビルも街中にはちらほら見受けられます。一方、イギリス統治時代に建てられて古い街並みが未だに雑然と残されている地域も多々あり、東南アジアと南アジアの喧騒を肌で感じることができるのもヤンゴンの良いところです。

空港から市内へ
昔の国内線ターミナル
2017年の5月時点において、ヤンゴンの国際空港には2種類のターミナルがあります。記憶が正しければ、バンコクエアウェイズが利用するターミナル1が新しい建物で、タイ航空が就航するのがターミナル2が古い建物です。ヤンゴンはここ数年で渋滞がひどくなり、空港からダウンタウンまでに向かうのにひどい時だとタクシーで1時間以上かかってしまいます。どちらのターミナルを利用していても、カスタムを出たところにはタクシーのカウンターがあるので、そこで行き先を告げタクシーを手配してもらうのが一番安心でしょう。空港からダウンタウンまでは1万チャット(800円位?)くらいでいけるはずです。空港の外に出て流しのタクシーを捕まえると若干安かったりもするのですが、そこまで大差があるとは思わないのであまりオススメはしません。


両替
ミャンマーに到着して、旅行者がまずしなければいけないことの一つは両替です。つい最近まで国が鎖国状態にあったミャンマーにおいては、日本円から現地通貨チャットへの両替は残念ながら未だに場所を選日ます。空港であっても、すべての両替ブースが日本円を扱っているわけではなく、新しいターミナルにおいては、日本円を扱っている銀行を見たことがありません。タイ航空のフライトが到着する古いターミナルにおいては、確かチェックインした荷物を受け取るエリアに日本円を扱うブースがあったと思います。

市内に出れば、日本円を扱っている両替所の数は増えるのですが、どこでも両替することが可能な米ドルを持ってきた方が無難だとは思います。しかし、ミャンマーでは、米ドル紙幣はあたかも現物であるかのように扱われるため、折り目がひどかったり、シミがついていたりする紙幣は、現地通貨への両替を拒否されてしまうので要注意です。

都市部においてはATMの数もだいぶ増えて起きており、両替の代わりに、ビザやマスターなどのクレジッドカードのキャッシングサービスを用いて現金を入手することも可能です。ただし、ほとんどのATMは引き出し手数料として5ドル近くを請求されてしまうため、少額をこまめに引き出すよりは、まとまった額をキャッシングした方が、手数料は少なくてすみます。

インターネット
最近ではミャンマー国内もモーバイルデータ通信のインフラがだいぶ整ってきました。SIMフリーの端末を持っているのなら、プリペイドのSIMをショップから購入して使うのが一番てっとり早いと思います。現在、ミャンマー国内にはMPTOoredooTelenorの通信会社3社が通信事業を行っており、ヤンゴンの空港でもSIMを購入することは可能です。どの会社もお得なデータ通信用のパッケージを用意しているので、購入したらすぐにパッケージに申し込むと良いでしょう。また空港や街中のOoredooショップでは、モバイルルーターを日本円で2500円くらいで購入することができます。SIMフリーの端末を持っていない、あるいは、グループで旅行するなどといった際には、モバイルルーターを購入するのも手かもしれません。一般的には国営の「MPT」のカバレッジが一番良いとされていますが、場所によっては、外資の2社の方が通信速度が良かったりすることもあリマす。


ホテル

もしヤンゴンを訪れるのが初めてなのであれば、最初の宿はダウンタウンの近辺に取ることを強くすすめます。主要な観光地はダウンタウン周辺に集まっているし、日に日に酷くなる渋滞を避けられるということは、時間の節約にもつながるからです。ヤンゴンの構造をある程度理解し、土地勘を得てからは、自分のニーズや好みに合わせてホテルを選べば良いでしょう。

東南アジアを旅した経験が豊富な人にとっては、ヤンゴンのホテルは随分と割高に感じるかもしれません。値段の割には設備も整っていなく、高速インターネットも期待できない。外資系ホテルが参入し始め、数年前に比べて新しいホテルは随分と増えたこともあり、値段は少しずつ下がってきています。しかしながら、正直なところまだまだ改善の余地があるのがミャンマーのホテル事情です。

昔ながらの高級ホテルで有名なところには、シャングリラ、ストランド、ガバナーズレジデンスなどがあります。どのホテルもダウンタウン近くに位置しており、このレベルのホテルになるとさすがに快適な滞在は期待できます。ダウンタウン周辺には50ドル前後の格安ホテルもそこそこあるので、少し予算を抑えたい旅行者はagoda.combooking.comなどで調べてみると良いでしょう。どこも同じようなクオリティだと思いますが、新しいホテルを選んだほうがハズレは少ないと思います。ドミトリーも新しいものが少しずつ増えてきているようで、キャビン型のベッドで快適な、Yama Boutique Dormitory & Guesthouseといった日系のゲストハウスも数年前に開業しました。

友人がヤンゴンに遊びに来た際に泊まったホテルで意外に良かったのが、インヤレイクホテルです。ダウンタウンからは少し離れているし、古いホテルなのだけど、リゾート感があって悪くなかったです。同様にカンドージ湖の近くにある、カンドージパレスも、落ち着いた雰囲気で趣があり、ヤンゴンでも少しのんびりしたい人には良いと思います。カンドージパレスはダウンタウンやシュエダゴンパゴタからもあまり離れていないため、ロケーションも悪くない。どちらのホテルもタイミングによっては、だいぶ値段が下がり100ドル前後か100ドルを切ることもあり、お得感があると思います。

次回、ヤンゴンのアクティビティ編に続きます。

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