[お知らせ] 研修 - 行動変容コミュニケーション
4/08/2013
もっと早くに紹介するべきだったのですが、だらだらしていたら遅くなってしまいました。が、もしかしたら今から問い合わせたらまだ間に合うかもしれないので、一応ここに載せておきます。
昨年の7月にニューヨークで受けてきた行動変容コミュニケーションのトレーニングの紹介です。
行動変容コミュニケーションといってもいまいちピンとこない人がほとんどだと思うのですが、開発援助や人道支援の業界ではプロジェクトの目的とする「行動変容」を達成するために啓発教材を開発したり、コミュニティや対象グループへのアウトリーチやトレーニングを企画したり実施するといった一連の活動を行動変容コミュニケーションと呼ぶ人がいます。分かりやすい例を挙げるとHIVの予防プロジェクトでのコンドーム推進のための活動などですね。
行動変容コミュニケーションという言葉はおそらく英語の「Behavior Change Communication」を訳したものだと思いますが、英語でもこの分野の活動の呼び方は様々であり、ただ単純にコミュニケーションオフィサーだったり、Communication 4 Development(UNICEF)やCOMBI(WHO)だったりと機関や組織によって異なります。
僕が昨年受講してきたトレーニングは、正式名称が「Integrated Marketing Communication for Behavioral Impact in Health and Social Development」であり、ニューヨーク大学がWHOと共催して毎年開催している3週間の特別研修プログラムです。受講者は年により異なることもあるようですが、昨年は30名弱がアジア、アフリカ、南米、ヨーロッパなど世界中から参加しており、およそ過半数が国連機関職員、その他が政府系開発機関や省庁、NGOの職員などでした。ちなみに日本人は僕の他にもう一人UNICEFのアフリカの事務所から参加している方がいました。また、参加者の専門としては母子保健の人がすこし多かったです。
実務経験のある人たちを対象としたプログラムなので、コミュニケーションの分野で現場で働いた経験がある人なら、正直、すでに知っていることの繰り返しと感じることもあるかもしれません。しかし、体系だって教わる機会は限られているため、新たに学び直すことも多くとてもためになりました。研修はセミナー形式で行われ、クラスでの授業の他にもUNFPAやUNICEFの本部、またアメリカの公共広告機構や広告代理店への訪問などがありました。
個人的にニューヨークはそこまで魅力的だとは感じていなかったのですが、やはり街のど真ん中、ユニオンスクエアの近くにある学生寮に滞在して、他の受講者と毎日遊びにいったりできたのはとても楽しかったです。学生寮といっても個室の立派な部屋が与えられるので、正直、あのロケーションで3週間滞在でき、900ドル弱で済むのは破格の値段であったと思います。
コミュニケーションあるいは開発援助、人道支援の分野ですでに経験があり、さらにスキルを磨きたい、あるいはネットワークを広げたいという方には非常にお薦めするプログラムです。
NYU School of Steinhardtにある本研修の情報はこちら。
2013 Tuition Cost - $3595
2013 TOTAL COST - $4,470 US DOLLARS
Reminder: Please note that the language of instruction in this Summer Institute will be English. All application materials must also be in English.
昨年の7月にニューヨークで受けてきた行動変容コミュニケーションのトレーニングの紹介です。
行動変容コミュニケーションといってもいまいちピンとこない人がほとんどだと思うのですが、開発援助や人道支援の業界ではプロジェクトの目的とする「行動変容」を達成するために啓発教材を開発したり、コミュニティや対象グループへのアウトリーチやトレーニングを企画したり実施するといった一連の活動を行動変容コミュニケーションと呼ぶ人がいます。分かりやすい例を挙げるとHIVの予防プロジェクトでのコンドーム推進のための活動などですね。
行動変容コミュニケーションという言葉はおそらく英語の「Behavior Change Communication」を訳したものだと思いますが、英語でもこの分野の活動の呼び方は様々であり、ただ単純にコミュニケーションオフィサーだったり、Communication 4 Development(UNICEF)やCOMBI(WHO)だったりと機関や組織によって異なります。
僕が昨年受講してきたトレーニングは、正式名称が「Integrated Marketing Communication for Behavioral Impact in Health and Social Development」であり、ニューヨーク大学がWHOと共催して毎年開催している3週間の特別研修プログラムです。受講者は年により異なることもあるようですが、昨年は30名弱がアジア、アフリカ、南米、ヨーロッパなど世界中から参加しており、およそ過半数が国連機関職員、その他が政府系開発機関や省庁、NGOの職員などでした。ちなみに日本人は僕の他にもう一人UNICEFのアフリカの事務所から参加している方がいました。また、参加者の専門としては母子保健の人がすこし多かったです。
実務経験のある人たちを対象としたプログラムなので、コミュニケーションの分野で現場で働いた経験がある人なら、正直、すでに知っていることの繰り返しと感じることもあるかもしれません。しかし、体系だって教わる機会は限られているため、新たに学び直すことも多くとてもためになりました。研修はセミナー形式で行われ、クラスでの授業の他にもUNFPAやUNICEFの本部、またアメリカの公共広告機構や広告代理店への訪問などがありました。
個人的にニューヨークはそこまで魅力的だとは感じていなかったのですが、やはり街のど真ん中、ユニオンスクエアの近くにある学生寮に滞在して、他の受講者と毎日遊びにいったりできたのはとても楽しかったです。学生寮といっても個室の立派な部屋が与えられるので、正直、あのロケーションで3週間滞在でき、900ドル弱で済むのは破格の値段であったと思います。
コミュニケーションあるいは開発援助、人道支援の分野ですでに経験があり、さらにスキルを磨きたい、あるいはネットワークを広げたいという方には非常にお薦めするプログラムです。
NYU School of Steinhardtにある本研修の情報はこちら。
Integrated Marketing Communication for Behavioral Impact (IMC/COMBI) in Health and Social Development
in Collaboration with the World Health Organization
Location: New York, New York
Dates: July 8-26, 2013
Arrival/Departure: Participants should expect to arrive on Sunday, July 7th and depart on Saturday, July 28th.
Institute Dates: Classes will begin on Monday, July 8th and end on Friday, July 25th.
Program Costs
2013 Housing Cost - $8752013 Tuition Cost - $3595
2013 TOTAL COST - $4,470 US DOLLARS
Who Should Apply?
Health and social development professionals who have the responsibility for designing, supervising or managing health education and other IEC/social mobilization programs to achieve specific behavioral goals. Prior communication training is not required for this Institute.Reminder: Please note that the language of instruction in this Summer Institute will be English. All application materials must also be in English.
For More Information
Program Administration: Stina Dufour, Program Manager, Office of Academic Initiatives and Global Programs, Phone: (212) 998-5099; Fax: (212) 995-4923; E-Mail: steinhardt.combi@nyu.edu
Academic Content: Dr. Everold Hosein, Senior Communication Advisor/Consultant, WHO: everold@gmail.com orEverold.Hosein@wmc.who.int
0 コメント