[移民] 日本に住むガイコクジン

3/08/2013

首都圏で外国人を街中に見かけるのは珍しいことではないが、地方に住んでいたら状況はやっぱり違ったりするのかな。街で見かけるのが当たり前となっても、実際に知り合う機会は意外に限られているもので、日本に住む外国人が普段どのような生活を送っているかなど、案外知らない人が多いと思う。

少し前にとある友人から日本に住んでいる移民に関してもっと知りたいので、お薦めの本はないかと尋ねられた。思い浮かぶ本はいくつかあるのだけど、アカデミックな本ではなくて、日本に住む外国人のことが分かりやすくまとめられている本というのは案外ないものだ。

とりあえず僕が勧めたのは以下の3冊。どれも読みやすくて日本に住む外国人の暮らしを学ぶ良いきかっけにはなると思う。他にもお薦めの本があったらどなたか教えてください笑

1.ななころびやおき(著)ブエノス・ディアス、ニッポン 外国人が生きる「もうひとつのニッポン」 


外国人分野で活躍するとても有名な弁護士の方が書いているエッセイ。彼が弁護士として扱った外国人事件を題材に、交通事故だったりフィリピン人エンターテイナーだったりと実際に日本で起きた様々な事件、問題を紹介している。特筆すべきは著者の文章力および外国人に対するあたたかい眼差し。読み物としてとても面白く、各エピソードにぐいぐいと惹きつけられ、涙無しでは読み続けられません。


2.安田浩一(著) ルポ 差別と貧困の外国人労働者


こちらはジャーナリストの方が独自の取材をまとめた一冊。主に中国人研修生と日系ブラジル人を対象とし、日本社会が「外国人労働者」をどのように扱ってきたか/いるかを熱く検証している。テレビにタレントとして出てくるような外国人の話ではなくて、日本経済を陰ながら支えている人たちのルポルタージュ。



3.丹羽雅雄(著) 知っていますか?移住労働者とその家族の人権

具体、個別的な外国人の生活を学べるというわけではないけど、人権という観点から外国人が日本に住むにあたって経験する困難についてQ&A形式で分かりやすく解説している。人権概念や権利アプローチって日本ではあまり受けが良くない気がするので、もう少し理解が高まってもらえると嬉しい。



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