公式プラカードだそうです。

全くをもってその背景や経緯などは知らないため、ここでエントリーにするのも良いのかどうかもわからないのですが、反人種主義を謳ったデモ？パレード？が9月22日の日曜日に新宿で行われるのだそうです。その名称が「差別撤廃　東京大行進」とのこと。

たまたまtwitterのフィードに流れてきたツイートから、主催者のサイトに辿りついたわけですが、最初に感じたことは「賛同人の人達知らない」。。。でした。中には松田岳人（ニール＆イライザの人だよね？）やソウルフラワーユニオンの人など、聞いたことのある人もいたわけですが、賛同人の大半の人は聞いたことのない人達で、名前や肩書だけみても何しているの人なのかよくわからない人も多いのです。昔、在特会主催の反韓デモのお知らせをみた時も、賛助団体に並ぶ名称をみて困惑したのだけど、今回も同様な感覚を経験しました。主張していることは正反対なのに不思議。。。

そんなことはさておき、主催者はPeople's Front of Anti-racismという名称の団体で、今回の大行進は50年前にアメリカのワシントンD.C.で行われた人種主義に反対する「ワシントン大行進」をリスペクトするものだそうです。無知な私はワシントン大行進について何も知らなかったのですが、どうやらマーティン・ルーサー・キング牧師がかの有名な「I have a dream」と人々に訴えたのがワシントン大行進だったのですね。

サイト上のお知らせを見る限りだと、スーツで行進したり、サウンドデモがあったりと、もしかしたら気軽に楽しめるお祭りみたいなイベントなのかもしれません。けれども、People's Frontと聞いてまず私に思い浮かぶのは1975年にラオスで社会主義革命を起こしたパテートラオより派生した「Lao People's Front」。英語では「Lao Patriotic Front」とも呼ばれているので、日本語では「愛国党」ですね。反人種主義なのか愛国なのかちょっと混乱してしまいます。

またサイトで使われている写真では中指を立てて何かを叫んでいる男性たちが複数登場し、デモの説明では「第一梯団」といった軍隊調な言葉が選ばれており、軟弱な私が参加するにはちょっと敷居が高い印象を持ちます。お知らせの冒頭に書かれている「全てのレイシズムにNOを! 全てのヘイトスピーチにNOを！仲良くしようぜ」からもそれとなくマッチョ、あるいはハードボイルドな香りが漂ってきます。

デモ？パレード？大行進？の趣旨には賛同するし、こうやって新しい？人達が声をあげるというのは、同じ志を持つ者としてもとても嬉しいのですが、果たして私が参加しても一人で浮いてしまわないか心配にはなります。それでも、やっぱり怖いものみたさでいってみようかなとも思うのですが、本当に怖かったらどうしよう！とヘタレな私はいろいろ悩んでいかないのかもしれません。

まだ少し先の話ですが、無事に平和に大行進が終わりますように。